【5年生】金融教育講演会
2月19日(水)4時間目に5年生を対象とした金融教育講演会を実施しました。
2022年4月1日より民法改正で、18歳が成人となりました。
また、18歳成人と同時に、高校で金融教育が義務化されました。本校はそれに合わせ、2022年度から金融教育講演会を実施しており、今回で3回目となりました。
昨年に引き続き、今年も日本大学商学部教授・岡田太先生にご講演をいただきました。
校長先生からの挨拶で、岡田先生が紹介されました。
岡田先生は2004年から商学部の授業の一環として、金融教育を実施しておられます。商学部が金融教育を始めた時、国内では東京大学と日大商学部だけだったそうで、先駆け的な講座です。
講座の内容は、外部講師を招いてその専門分野の役割や業務内容について解説をしてもらうそうです。岡田先生は、そのプランナーであり司会者。投資信託、信託、資産形成、中小企業金融、クレジット、金融行政など多岐に渡って講座が展開されるそうです。
20年以上に渡って取り組んできた金融教育講座から、高校生に伝えたい金融に関する情報を講じてくださいました。
人生100年時代、資産運用が重要な時代に突入しています。5年生のみんなが60歳になった時には、平均寿命は男性は87.38歳、女性は92.87歳になると試算されています。人生100年時代を生き抜くためにはウェルビーイングが大切だとされています。そのためには無形資産といわれる生産性資産、活力資産、変身資産が必要だとされています。それを得るために必要なものとしてお金が必要であり、そのお金を融通してくれる金融の大切さを話していただきました。
後半は、金融リテラシーについて説明がありました。
2014年に世界全体を対象に金融リテラシーに関するアンケート調査を行ったところ、トップはノルウェーで71%。日本は43%で38位、先進国の中で「経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力」が乏しい国であるという結果だったそうです。
生徒はそのアンケートを実際に挑戦しました。相談して考えたグループもあり、興味関心をさらに深めたようです。
最後にお礼を述べた生徒は、4月生まれ。もう2か月後には成人ということで、18歳成人に対して意識を高めることが出来たようです。
岡田先生、ありがとうございました。