【学校行事】卒業式
3月1日、季節も暖かな春に移り変わるこの晴れやかな日に、佐野日本大学中等教育学校第9期生の卒業式が挙行されました。新型コロナウイルス感染予防のため、歌の斉唱などは行わず、座席も間隔を保っての式となりました。
開式の辞に続き、国歌演奏、卒業証書授与です。
各担任が卒業生一人ひとりを呼名しました。総代は渡邉日菜詩さんです。
続いて賞状授与です。
日本大学学長賞 渡邉日菜詩さん 佐野日本大学学園理事長賞 代表 麦倉 舞さん
佐野日本大学学園長賞 齋藤翼羽さん 佐野日本大学中等教育学校長賞 代表 亀田一成さん
6か年皆勤賞・3か年皆勤賞 代表 田中瑞貴さん
続いて校長式辞です。舩渡川校長先生は、この混乱の時代を、志と目標を持ち、出会いを大切にしながら光り輝く人生を送ってほしいと学生時代にであったサミュエル・ウルマンの詩などを引用しながら餞(はなむけ)の言葉を贈りました。
日本大学からは小梛治宣経済学部学部長が加藤学長先生の名代として祝辞を代読してくださいました。日本大学の学祖山田顕義先生が、その師である吉田松陰先生から頂いた扇面に書かれた漢詩を引用し、志を立てることについて話してくださいました。小梛先生からは、1日に1行でも文を読むこと、1行でも何か文を読むことを続けてほしいとのお言葉をいただきました。
横井PTA会長の名代として本庄広大PTA副会長が祝辞を代読されました。北京オリンピックで悲願の金メダルを獲得したスピードスケートの高木美帆選手の「同じ人間ができることなので自分たちでもできる」という言葉を用いて、何を成し遂げるかすべては自分次第であるとお話しくださり、卒業生への門出の言葉とされました。
続いて卒業生を代表して小川翔躍さんが記念品贈呈の目録を読み上げました。
在校生を代表して江森瞳さんが送辞を、卒業生を代表して山中南乃さんが答辞を読み上げました。江森さんは渋沢栄一の言葉を用いて、予想できない時代だからこそ、こうしたい、ああしたいと前向きな試行錯誤を重ねて希望を叶えてくださいとエールを送りました。山中さんはスティーブ・ジョブズの「将来を見据えて点をつなぐことはできないが、過去を振り返って点を結ぶことができる」という言葉を引用し、すべてのことに意味があり、無駄なことは何もなく、1つ1つの積み重ねが未来に生きると述べました。壇上で、ふたりが握手をし、それぞれの辞を交換しました。
担任から一人ひとりにカーネーションが渡され、卒業生退場です。この制服を着て本校に通う最後の生徒たちでした。
みなさんの新たな一歩が幸いに満ちたものでありますように。
ご卒業おめでとうございます。