TOP

佐野日本大学中等教育学校

最新ニュース

【学校行事】令和4年度 入学式

4月6日(水)、桜の花も満開の晴れやかな青空のもと、令和4年度の入学式が挙行されました。今年も新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、在校生は出席できませんでしたが、新入生たちは教職員と保護者のみなさまに見守られ、厳かに式に参列しました。

開式の辞、国歌演奏と続き、担任が一人ずつ呼名し、舩渡川校長より60名の入学許可が告げられました。

続いて校長式辞です。校長先生からは、新入生に二つお話がありました。一つ目は、「自分を大切にすることと同時に他を大切にする」ということです。新入生のみなさんが今ここに存在するのにたくさんの人のつながりが必要であったのと同様に、他の人の存在にも同じように多くの人のつながりがある。異なる人の存在を認め合う多様性を身につけ、お互いに認め合い高め合い成長してほしいと話されました。

二つ目は「知的好奇心をいつも働かせる人になろう」ということです。知的好奇心によって視野を広げ、自分が今為すべきこと、自分が今できることを考えて行動し、志と目標を掲げて充実した学校生活を送ってほしいと述べられました。

日本大学からは加藤直人学長の名代として日本大学スポーツ科学部学部長小山裕三先生が出席され、祝辞を代読されました。

また、保護者を代表して横井PTA会長から祝辞をいただきました。横井会長はジョン・レノンの「幸せになることに躊躇してはいけない」という言葉を紹介し、みなさんが生きているこの一瞬一瞬はかけがえなく、なにげない1日1日の成長の先に6年間があると話され、学校生活の大切さを述べられました。

新入生の入学を祝う祝電が披露されたあと、新入生代表の伊藤優杏さんが誓いのことばを述べました。伊藤さんは『アンネの日記』で知られる、ナチスの迫害によって若くして亡くなったユダヤ人の少女アンネ・フランクの「希望があるところに人生もある。希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」という言葉を引用し、当たり前の日常が送れない人々がいる中で自分たちができることは何かを考え、日々を大切に、周囲への感謝を忘れず、未来への希望を持ち続けて過ごしたいと述べました。

続いて、在校生を代表して生徒会長の江森瞳さんが歓迎のことばを述べました。江森さんは、新入生に6年後の姿を思い描くことを述べ、「時間は有限であり、この学校での生活は一度きりです。そんな学校生活を充実させるために小さな希望や願いをたくさん持ってください。そしてそれらを叶えるために明確な目標を立ててください。人生を変えるきっかけを作り、自ら道を切り開くのです」と力強く述べました。自分が挑戦してやり遂げることの大切さを語ってくれました。

最後に校歌が演奏され、閉式の辞をもって入学式を終えました。コロナ禍が落ち着いて、全校生徒の大きな歌声がこうした式典の場で鳴り響く日を心待ちにしています。