【教育旅行】「3.11を語り継ぐ旅」2022ツアーレポート(2日目 その4)
10月9日、午前中に「佐藤美香さんと巡る 愛梨ちゃんの『あの日』」を体験したメンバー一行は、石巻南浜津波復興祈念公園の花壇の手入れをしたあと、仙台港にほど近い「七ヶ浜町松ケ浜地区」にやってきました。松ケ浜災害公営住宅の方々が作った「お茶っこの会」の皆さんとは、「アイリンブループロジェクト」の菅原淳一さんにリードしていただき、昨年度から交流しています。
昨年はコロナ拡大でオンラインとなりましたが、今回やっと、直接お会いすることが出来ました。
松ケ浜漁港近くの「湊浜」で、「お茶っこの会」の皆さんの熱烈な歓迎を受けたメンバーは、初対面に緊張しつつも、集会所に貼っていただこうと作った「壁新聞」を手渡します。1年にわたって互いに「会いたい」と思い続けた、その願いがかなった瞬間でした。
対面後さっそく、湊浜の清掃ボランティアに取り掛かりました。メンバーは「お茶っこの会」の皆さんといくつかのグループを作り、会話を楽しみながらゴミを拾っていきます。
続いて、「お茶っこの会」の皆さんから小さな瓶をいただきました。
「この瓶に浜の砂を入れて、持って帰ってね」とのことでした。メンバーは瓶に砂を詰めます。
永く思い出に残るグッズになりました。
地元の「河北新報」記者の方も、取材に来てくださいました。チームのキャプテンとサブキャプテンが、代表して取材を受けます。
お菓子をいただきました。メンバー1人ひとりに手渡してくださいました。
石段に仲良く並んで座って、ずっと話し込む光景も見られました。
しばらくして、「全員集合」。記念写真を撮りました。そして、ビーチの階段を客席にして、さまざまなイベントが繰り広げられたのでした。
メンバーからのお土産をお渡ししました。
「お茶っこの会」の方々によるパフォーマンスが始まります。客席には笑い声が渦巻いていました。
メンバーも皆さんの前で、活動の話や、自分の趣味の話を始めます。それを「お茶っこの会」の皆さんは楽しそうに聴いてくれました。
イベントが一段落すると、メンバーは波打ち際に駆けていって、思い思いに遊びました。
あふれるエネルギーと、互いの仲の良さが伝わってくる時間でした。
午後4時をまわり、楽しいひとときも終わりを迎えようとしていました。「お茶っこの会」の皆さんは、バスまで一緒にきて、見送ってくださいました。キャプテンチームと握手や肘タッチをしながら、別れの言葉を交わします。「また来年も、きっと会いましょうね」「それまで元気で」。
バスが動き出しても、メンバーの姿を目で追うように、ずっと手を振っていてくれた姿が目に焼き付いています。
「再びここに来たい」とメンバーが強く思った瞬間でした。
バスが高速道路に入った頃には、辺りに夜の帳がおりていました。車内では菅原さんが優しいまなざしで、メンバーにメッセージをくださいました。
七ヶ浜を発ったメンバーは、明日のプログラム開催地・南三陸を目指します。それにしても、2日目は盛りだくさんのプログラムでした。「疲れたー!今日はゆっくり休んで…」と言いたいところでしたが、実は今日は「まだ終わらない」のでした。その模様は、次回の記事でご紹介いたします。