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佐野日本大学中等教育学校

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【教育旅行】「3.11を語り継ぐ旅」2022ツアーレポート(3日目 その2)

10月10日、降りしきる雨の中で「南三陸町旧戸倉中学校」「旧防災庁舎」を見学したメンバーは、いよいよ今回のツアー最後のプログラム「南三陸Yes工房でのワーク」に臨みました。

南三陸には「オクトパス君」というマスコットキャラクターがいます。その名の通りタコの形をしているのですが、今回は真白な「オクトパス君」の貯金箱を、メンバー1人ひとりが好みの色に塗っていくプログラムです。

 

 

「Yes工房」は、3.11の大津波で大打撃を受けた南三陸町に、復興に向けて、住民の方々の交流と継続的な雇用促進を図る目的で設立されました。2009年に誕生した「オクトパス君」も、いったんは大津波で流されてしまいましたが、そこから奇跡的な復活を遂げ、「南三陸を元気にするキャラクター」として愛されています。会場に着くと、さっそくスタッフの方から説明が始まりました。

 

説明を受けたあと、メンバーは思い思いの色に、「オクトパス君」を塗っていきます。

 

スタッフの方が会場を回り、メンバーと親切に会話してくれました。

フレンドリーな雰囲気の中で作業が進んでいきます。

 

 

メンバーは「オクトパス君」を塗るのに没頭しています。

 

 

 

やがて、作品が仕上がってきました。

完成した「オクトパス君」貯金箱を手に、みんな笑顔いっぱいです。

 

力作の数々を、どうぞご覧ください。

  

 

 

 

 

こうして、すべてのツアープログラムは終了しました。メンバーのバスは栃木を目指して出発します。

このツアーで私たちに関わってくださったすべての皆さんに、心から「ありがとう」を伝えたいと思います。

3.11に関する「語り」を聴いて、メンバーは多くのことを感じ取り、考えたと思います。

いまも、考えていると思います。

皆さんのおかげです。

優しいまなざしでメンバーを見つめてくださり、本当にありがとうございました。

 

「3.11を語り継ぐ旅」とは、東北で「見て」「聴いた」ことをもとに、帰ってきてから「考え」、

「発信し」、3.11の記憶をつないでいこうと動くプロジェクトです。

震災を直接経験していない私たちが「語る」ことはもちろんできませんが、現地の様子を「伝え」、

一人でも多くの人と東北を「つなぐ」ことを目指して活動したいと考えています。

東北の皆さんからいただいたメッセージをもとに、これからも「何ができるか」考え続けていきます。

 

                        この旅は「これから」です。