TOP

佐野日本大学中等教育学校

最新ニュース

【教育旅行】「3.11を語り継ぐ旅」新プロジェクト 進行中!

12月2日の記事でお伝えした「3.11を語り継ぐ旅」の新プロジェクトが、着実に進行しています。

災害公営住宅にお住まいの方々との交流を始めるべく、フランス菊「あいりちゃん」の苗にメッセージカードを添えて贈るというプロジェクトです。

 

「あいりちゃん」とは

東日本大震災で還らぬ人となった石巻の少女、佐藤愛梨ちゃんの最期の場所に咲いたフランス菊の花。一輪だけ持ち帰られた花はやがて枯れてしまいますが、その後埋められた鉢から芽を出し、再び花を咲かせました。この花を「あいりちゃん」と名付け、いのちの大切さを訴えていこうと設立されたのが「アイリンブル―プロジェクト」です。

フランス菊の花の時期は5月ごろですが、本校の花壇では12月の今の時期にも「あいりちゃん」が咲いています。左上が昨年、右上が今年12月の写真。

下の写真は、今年5月に満開になった花壇の様子です。

 

さて、前回の投稿では、本校の花壇で育てた苗を仙台に送った活動をレポートしました。今回は、メッセージカードなどを作る作業についてお伝えします。

これがメッセージカード。メンバー1人ひとりが手書きで作っています。中央の花が「あいりちゃん」で、このデザインは美術家で「アイリンブループロジェクト」代表を務める菅原淳一さんによるものです。そこに、茎と葉、雪だるまなどをメンバーが描き足しました。

 

このほかに、「あいりちゃん」花壇に立てるプレートの裏に、イラストやメッセージを書き入れる作業も行いました。

これが花壇のプレートです。フランス菊「あいりちゃん」の説明が、佐藤愛梨ちゃんの妹、珠莉さんのことばで語られています。この裏面に、メンバーがイラストやメッセージを描きます。

 

 

放課後に集合したメンバーは、「どんなイラストを描こうかな」と相談しながら、楽しく作業を始めました。

 

メッセージカードとプレートを持って、みんなで写真撮影。キャプテンが「あいりちゃん」の苗を持っています。このようなプランターに植えて贈られます。

 

 

アイデアがたくさん湧いてきて、短時間のうちにプレートが出来あがってきました。

 

出来上がったプレートを見せてもらいました。

メンバーは思いを込めて、メッセージを書き込みました。「あいりちゃん」を育てることを介して、多くの方々とつながっていくことを心待ちにしています。