TOP

佐野日本大学中等教育学校

最新ニュース

【教育旅行】女川から「スペインタイル」到着!

3月2日(木)、宮城県女川町の「スペインタイル みなとまちセラミカ工房」さんから、制作をお願いした「3.11を語り継ぐ旅」チームのタイルが届きました。

 

代表の阿部さんは、東日本大震災の大津波による瓦礫で色を失ってしまった女川の街に色彩を取り戻したいという思いから、カラフルなタイルを創り始めたそうです。いま、女川の街にはお店の看板や民家の表札などに、セラミカ工房さんが創ったスペインタイルが数多く見られます。

私たち「3.11を語り継ぐ旅」チームは2016年のツアーで初めてお店にお伺いして阿部さんのお話しをお聴きしました。そして昨年のツアーでも、多くのメンバーが女川「シーパルピア」内のお店に伺って、阿部さんとお話しさせていただきました。

 

その時の模様を少しご紹介します。

 

ツアーから帰ってきて、メンバーから「チームのスペインタイルを作りたい」という希望が出されたため、タイルのデザインをメンバー内で募集し、制作をセラミカ工房さんに依頼しました。

 

 

3月2日、放課後の活動に集まったメンバーが、宅配便で届いたばかりのタイルを開封していきます。

 

すると、中から手紙が出てきました。セラミカ工房の阿部さんが、メンバー宛にメッセージをくださったのでした。

メンバーが読み上げると、あたたかい言葉にみんな感謝して拍手。

 

そしていよいよタイルが姿を現すと、メンバーから「おーーー」「きれい!」という声が起こりました。

タイルを囲んで記念撮影。

 

 

そして本校の「3.11を語り継ぐ旅」展示コーナーに移動して、タイルを設置しました。

 

 

この日の放課後に都合のつかなかったメンバーも、翌日に展示コーナーに結集して、チームのシンボルとしてのスペインタイルと対面しました。

このタイルをデザインしたメンバーは、次のようなコメントを寄せています。

 

フランス菊「あいりちゃん」が太陽の下で満開になって、力強く生きている様子を一番に入れたかった。
そして、東北の海を、佐藤愛梨ちゃんが好きだった水色をした鳥が、「あいりちゃん」の花をくわえて渡っています。
これは、東北の皆さんと私たちを愛梨ちゃんが繋いでくれているというのを具現化したものです。
見てみると、この鳥は太陽=明るい未来に向かって飛んでいる。
このようなメッセージをこめて絵を描きました。
 
 
私たち「3.11を語り継ぐ旅」チームが参加している「アイリンブループロジェクト」。そこからイメージを膨らませて、チームのシンボルとなるタイルをデザインしてくれたんですね。
そのデザインを、女川のセラミカ工房さんが形にしてくださいました。このタイルをずっとずっと、メンバーみんなで大切にしていきたいと思います。