【2年生】GW課題 読書の記録
2年生では、読書の習慣をつけてもらうべく、GWの課題として読書の記録を書いてもらいました。普段、読書をする時間がなかなか取れない人も、この休みは読書をすることができたでしょうか。今日は、その中から1人の記録をご紹介いたします。
<読書した本のタイトル>
(100分de名著)レイ・ブラッドべリ 華氏451度(著者‐戸田山和久 出版‐NHK出版)
<読書した本の内容・あらすじ>
本が燃やされる社会で本を燃やす職業をしている主人公が本を守っている人たち(反抗者)に出会っていくことでそれが間違っていると気づいて本を守る人へと変わっていく。そんな内容の華氏451度をレイ・ブラッドべリが書いた時代も少し含めて細かく解説した本です。
<読書した本の感想>
「華氏451度」は他の文学作品をさまざまな場面でたくさん引用していて、それをなぜここで引用しているのか解説されていてわかりやすく、読んでいて興味深かった。主人公が社会を変えられなかった人たちから託された「社会の再生の炎」になったように、この本を読んだ私も今を変えていく再生の炎として「これからどうすればいいのか」を考えていかなくちゃいけないと深く思った。これからを変えていける、未来を創っていける人になるためにスマホだけを頼りにするのではなく様々なことに興味を持ち、本を読み、勉強したりしていこうと思った。
「100分de名著」は1回25分の番組で、1か月4回の100分で世界のさまざまな名著を紹介する番組です。この生徒が今回読書した作品は、学校図書館所蔵のこの番組のテキストです。番組の解説をきっかけに、テキストや本そのものに読書が進んでいくといいですよね。ちなみにこの生徒は番組を視聴しているそうです。
「華氏451度」は紙が自然発火する温度で、この本の世界では本が失われるものとして描かれます。その中でも本を守りたい人が社会とどのように対峙していくのか、興味深く読める本だと思います。
また、ブラッドベリは優れた作品をたくさん残したSF作家でもあります。ぜひ、いろいろな作品を手に取ってみてほしいと思います。
この読書の記録は、一人が何度も書き込めるようになっていますので、ぜひ今後も記入を続けていってほしいと思います。