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佐野日本大学中等教育学校

コミュニティ

【校長室だより】立志式

 2年生は本日、およそ3週間遅れの「立志式」を行いました。まず式典中の生徒の態度が立派だったことに感心し、頼もしくも思いました。例年は、保護者の皆様にもご出席いただいて実施していましたが、コロナのため、今年は生徒と教師だけの式となりました。感染対策をしながら無事に終了することができましたことをご報告いたします。

 ところで、わが国では、古くから成人になったことを祝う習慣がありました。例えば男子の「元服」、女子の「裳着」などの儀式です。「元服」とは平安時代の頃から公家や武家の社会で13歳から15歳頃の男子に行われ、前髪を落とし、冠をつける儀式でした。「裳着」は12歳から14歳くらいの女子が初めて裳を付け、振り分け髪から髪を一つに束ねて後ろに垂らす「髪上げ」の儀式を行いました。つまり、元服や裳着は、一人前の大人として認めてもらうための大切な通過儀礼だったわけです。

 このような習慣はその後一般庶民の中まで広がり、明治の初めころまで行われていたということです。そして今では、中学2年生で行う「立志式」に引き継がれています。

 今日の「立志式」では、生徒諸君に、徳川御三家の一つである紀州藩の初代藩主徳川頼宣のエピソード、アメリカのアポロ計画で、サターン5型ロケットを開発したヴェルナー・フォン・ブラウン博士の話を交えてメッセージを伝え、最後に、トロイの遺跡を発掘したドイツの考古学者シュリーマンの「子どもの頃の志は一生忘れることはないだろう」という言葉を贈りました。