【グローバル】「Professional Talk×SDGs」オンライン特別講義
本日は、日本大学生産工学部教授の水上祐治先生にオンラインで特別講義を行っていただきました。本校では定期的に「Professional Talk×SDGs」と称して、様々な専門分野の先生方からご講演をいただいております。
春から生産工学部に進学する生徒を含め約50名の生徒が放課後にもかかわらず参加しました。
テーマは「日本人としてグローバル社会で働くということ」ということで、先生が実際にインドや中国、アメリカで働かれた経験についてお話がありました。先生のご専門は、経営管理学、ソフトウェア工学、プロジェクト・マネジメント、イノベーション・マネジメントです。
突然ですが、「茹でガエル」の例はご存じでしょうか?水上先生から講義でご紹介いただきました。カエルを水に入れて徐々に水温を上げても、変化がゆっくりだと手遅れになるまで気づかないものです。これは、日本も同じ状況なのかもしれません。
そして、そんな状況を乗り越えるべく、日本大学生産工学部が大切にしていることについてお話しいただきました。
水上先生が実際に現地で働いていた時、中国やインド等の労働者は本当の意味での貧しさと豊かさを知っているからこそ、一生懸命働いていたそうです。アメリカで働いたときに出会った各国の労働者との出会いを通じて、日本も近い将来、様々な国の人たちが今日本人がしている労働含め、様々な分野の労働を担う時代が来ると感じられたとのことでした。実際、日本の縫製業はベトナムなどに移転し、大量生産する工場などは日本に残されていないそうです。労働が各国単位ではなく世界という単位で動く、激動の時代だなと改めて感じました。そんな時代を生き抜くために私たちに必要なことを真剣に考えなければいけません。(水上先生が大学の先生になろうと思われたきっかけも、そんな世界の状況を日本の若者に伝えたいと思ったからだそうです。)
水上先生からは、これからの世界においては、2つ以上のものを組み合わせてイノベーションを起こせる人材が求められるそうです。世界に目を向け、活躍できる人材に生徒にもなってほしいと思います。水上先生、お忙しい中、本日はありがとうございました!
★本校ではゴゴトモと称して、隔週土曜日(奇数週)の放課後の時間帯に実際に本校の生徒ともに部活動を見学したり、学習したりできるイベントを通年通じて実施しています。ご興味ある方は以下のリンクから詳細を確認ください。
https://ss.sano-nichidai.jp/exam/exam-event/off-campus-meeting/