【3.11教育旅行】2023ツアー 第3日目 その1
8月12日、宮城県七ヶ浜町松ケ浜地区避難所において、本校「3.11を語り継ぐ旅」メンバーは現地の「お茶っこの会」の皆さんと交流しました。一年ぶりの再会とあって、会場内は大盛り上がりでした。その模様をダイジェストでご紹介します。
まず、「お茶っこの会」の皆さんがこの日のために育てておいてくれた野菜を、みんなで収穫しました。
避難所に戻って、仲良く会話します。「孫たちが来た」と喜んでくれた「お茶っこの会」の皆さん。
今年初参加の2年生メンバーも、すぐに打ち解けて、「お茶っこの会」の皆さんと、時を忘れてたくさん話し込んだのでした。
避難所の玄関に用意してくれた七夕飾りに、メンバーが一人ひとり願い事を書いてつるしました。
その後、「お茶っこの会」の皆さんは「大漁歌」を、メンバーは「花は咲く」の合唱を披露。メンバーの合唱の際には、「お茶っこの会」の皆さんも、昨日からジョイントしてくれている「きずなFプロジェクト」のメンバーも、じっと聴き入ってくれたのでした。
「お茶っこの会」リーダーの舘山さんから、震災当時のお話がありました。避難所で一日50mlの水をもらった時、それをどう使ったか。わずかな水しかなかった状況を聴いたとき、メンバーの表情は急に引き締まっていきました。
12年経っても、発災当時の状況を聴くと、3.11の被害の甚大さと、その中で生きてきた人々のお気持ちがダイレクトに伝わってきます。
上記のほかにも盛りだくさんのイベントがあり、終了予定時刻をオーバーする形で、この日の「お茶っこの会」の皆さんとの交流は幕を閉じました。お別れするときに、互いに心の底からの「思い」を込めて言葉を交わした「お茶っこの会」の皆さんと「3.11を語り継ぐ旅」メンバー。
この交流はずっとずっと続いていきます。
さて、この日の午後は塩釜の公営住宅に伺ったり、七ヶ浜に戻ってきて「国際村」を見学したり、夕方には「きずなFプロジェクト」のメンバーと交流したりと、このあともたくさんのプログラムが実施されました。
その模様は次回の投稿でご紹介します。