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佐野日本大学中等教育学校

校長室だより

【校長室だより】

梅雨入りしました

▲収穫した梅

 

 

ここ北関東でも6月10日に梅雨入りしました。ついこの前、「麦秋」の季節だと思っていたら、あっという間に麦は刈り取られ、その後田んぼは耕され、そして水が張られて今はあちらこちらで田植えをする光景を目にします。いつもの風景ですが、広がる水田を見るのはなかなかいいものです。併せて、カエルの鳴き声も徐々に大きくなっているようにも感じます。
ところで、先週末、実家(車で10分ほどで、私が管理している)にあるウメの木から「梅」を収穫しました。昨年に比べ実は大きく、すべて取り切れませんでしたが、約20キロ取れました。今回は春にな

る前に、かなり剪定し、根元付近をきれいに手入れし、肥料を与えたのが良かったのかなと思ってます。これから、家族が「梅干し」や「梅酒」「梅ジャム」等々を作るようです。楽しみです。そして、今週末は春に植えたジャガイモ(男爵イモ、メイクイン、キタアカリの三種類)を収穫する予定です。野菜作りは上手く育つと喜びを感じます。失敗するとガッカリと反省ということになります。とにかく奥が深く面白いものです。
さて、今年度も本校が大切にしている「体験学習」がスタートします。まず、最初は2年生が明日から新潟県の上越市を訪れ「農村、漁村体験」を行ってきます。農村班と漁村班の二グループに分かれ、農村・漁村の民家でホームステイをさせて頂きます。また、農村班は里山が広がる地域の田んぼで田植え体験をはじめ農村生活体験をします。漁村班は、魚さばきや浜汁造りなどを体験し、柏崎漁港で魚釣り体験や漁船に乗船したりもします。生徒は本当に楽しみにしているようで、先日の結団式でも笑顔と元気が溢れていました。事前の準備や下調べもしっかり行っていたようです。
とにかく校外活動は生徒の安全が最優先です。事故や怪我には十分気をつけて、初めて見る風景を目にしたり、いろいろな人たちと出会ったり、様々なことを学んで、物事に対する見方や考え方を是非広げてほしいと思います。心に残るたくさんの体験をしてきてください。

(2025年6月10日)

 

【校長室だより】

  11月も残り少なくなりました。今年は、秋をじっくり楽しむ間もなく初冬を迎えたように感じます。例年に比べても、秋の虫が鳴いていた期間が短かったようにも感じます。もちろん今も弱々しく鳴いているのを聞きますが、季節の変わり目を実感します。

  さて、本校では先週22日にブルガリア共和国のマリエタ・アラバジエヴァ全権大使をお迎えし、生徒、保護者対象に講演会を開催いたしました。講演前に、大使一行を歓迎するために和太鼓部が演奏を披露いたしました。大使一行は演奏をとても喜ばれていました。(講演後には和太鼓部員と記念写真を撮りました)

  講演会は、まず、大使館員のエレナ・クツァロバ様に「ブルガリア共和国」についてご紹介いただきました。その後、「ブルガリア国内のSTEM教育と女性の活躍」というテーマで大使からご講演をしていただきました。お二方共とても流暢な日本語を話されていました。約1時間の講演会でしたが、生徒達はいろいろな興味深い話に真剣に耳を傾けていました。ブルガリア共和国の歴史や文化、そして現在(いま)の姿を学ぶことができました。講演後、大使と懇談した際には、今回の講演会を機会に、ブルガリアの高校との交流なども検討していくこととなりました。

  一国を代表する駐日大使から直接講話をして頂ける機会はなかなかありません。今回、快く講演をお受けいただきましたマリエタ・アラバジエヴァ大使をはじめ大使館員の皆様に心より感謝申し上げます。なお、ブルガリア大使館ホームページにも紹介されていますのでご覧ください。

【校長室だより】

 今日から11月で‟霜月”と言いますね。今年もあと2か月となりました。今朝、3年生は2泊3日で、京都・奈良方面への研修旅行に出発しました。東京駅に午前9時半に集合ということでしたが、全員集合することができ、10時発の「のぞみ」で無事出発しました。午後から、銀閣寺や南禅寺、清水寺などを見学する予定です。そして、明日は奈良を見学します。今の季節はまさに秋の観光シーズンで、大勢の観光客や修学旅行生で溢れているかもしれませんが、安全に十分留意して、充実した3日間にしてほしいと思います。

 また、先月20日から5年生はイギリス研修旅行を実施し無事終了することができました。期間中、病気や怪我などは1人もいませんでした。また、バスで移動している時などは雨が降っていることが多かったのですが、アクティビティが始まる頃には雨も上がり、青空が広がるなどこの時期としては天候には恵まれたほうでした。生徒達は様々なことを経験し学んだことと思います。短い期間であっても、出発前までの自分と、帰ってからの自分では、何かが変わったと感じる生徒がほとんどではないかと思います。今回の経験を大切にするとともに、この研修旅行でひと区切りを付け、「志」と「目標」をもって受験生モードに入ってください。

 「目標」が決まり、それに向かって行動しようとする時、その目標が高ければ高いほど、現実の自分に落胆し、あるいは気が遠くなり滅入ってしまうものです。これは「決心」したことのある人なら誰もが経験していることと思います。しかし、それは「決心」して行動に移したから分かったのであって、何も考えずにダラダラと過ごしている人には決して起こらないことです。

 ここで大切なことは、決して焦らないことです。落胆や滅入る気持ちが起こったということは、確実に一歩前進していることになるはずです。行動を開始した人には、入試本番まで、まだ約1年2か月の時間があります。あまりにやらなければならないことが多いのは誰もが同じです。悠々と取り組んでいこうではありませんか。